はじめに:どれくらいの装備があれば十分なのか?

COUNTER:SIDEをプレイしていると、ふと疑問に思う瞬間があります。

「このキャラにどれだけ装備を積めば、十分に耐えられるのか?」
あるいは、「防御をこれだけ盛ったのに、なんでこんなにダメージを受けてるの?」

そう感じたことがある人にとって、実はこのゲームのダメージ計算の仕組みを知ることは非常に有益です。
この連載では、戦闘時に何が起こっているのかを、できるだけ分かりやすく段階ごとに解説していきます。

運営が公開しているダメージ計算式

まず、公式から示されたダメージの基本計算式がこちらです:

最終ダメージ =

基本攻撃力 × {(防御率 × ダメージ増加/減少)} × [ダメージ増幅/減衰]

× 相性補正 × (命中判定 × クリティカル判定) × その他補正 × 最大ダメージ制限

{ } や [ ] は、補正が異なるグループごとに別計算されることを示しています。
また、それぞれのグループには軽減率の上限が設定されており、内部で完結した計算が行われます。

各補正グループは独立して処理されるため、理論上は「全部盛れば最強」と言えますが、実際には、すべての補正を最大化するのは難しく、どこに注力するかが重要になります。

また、命中判定クリティカル判定は、「当たるか/クリティカルになるか」という2段階の処理を経て、最終ダメージに影響を与える仕組みです。

つまり、COUNTER:SIDEのダメージ計算は、単に「防御だけ積めばOK」ではなく複数の補正が絡み合う総合的な設計になっているのです。

この連載では何を解説していくのか?

COUNTER:SIDEのダメージ計算は、複数の段階に分かれて補正が処理される仕組みになっています。
この連載では、それぞれの補正がどこでどのように影響しているのかを、1回ずつ丁寧に解説していきます。

▼ 今後の予定

  • 第2回:防御力と防御率 ― 全キャラ1の防御力の覚醒ヒルデならどうなる?
  • 第3回:ダメージ増加/減少とダメージ増幅/減衰 ― どう違うの?
  • 第4回:クラス相性と根源性 ― 他の補正と同じだと思ってない?
  • 第5回:命中とクリティカル ― 当たらなければ最強?
  • 第6回:最大ダメージ制限 ― これがSSRディフェンダーの神髄!?
  • 第7回:実例シミュレーション ― 1万ダメージをどこまで軽減できるか?

※ 各記事が公開されたら、この一覧はリンク付きで更新していきます。

まとめ:ダメージ計算を理解するための第一歩

ここまで読み進めて、ダメージ計算が単純ではないことはなんとなく伝わったのではないでしょうか。

防御・スキル・相性・命中・ダメージ制限など、さまざまな要素が別々に処理されるこの構造は、
裏を返せばどこを対策すべきかを見極めるポイントでもあります。

この連載では、それぞれの補正について順番に解説していきます。
次回は、最初の防御段階――「防御力と防御率」の関係について、実際のキャラ(覚醒ヒルデ)を例に見ていきましょう。